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2008.01.23 Wednesday
【二度殺せるなら スピンオフ】 夫ダラスは断ろうとしていたのに、ニエマが引き受けたがった任務。その任務遂行中にトラブルが発生した。だが、任務を途中で投げ出すわけにはいかない。ニエマの目前でチームリーダー・タッカーは爆破実行命令を下し、その命令に従った結果、ダラスの体は散ってしまった。── 5年後、タッカーとニエマは再会した。ニエマに憎まれていると思っていたタッカーだったが・・・・。 なんとも切ない衝撃的な始まりです。けれど、「ダラスの死」という共通の辛い過去を背負いながらも、ニエマ宅セキュリティー対決などで見せるジョン・マディーナ(ダレル・タッカー)とニエマ・バードックの掛け合いは、当の本人たちも楽しそうにしており、私も読んでいて楽しかったです♪
出会った時からニエマに恋心を抱いているジョンと、彼のどこに真実があるのか見出せず戸惑いながらもジョンに惹かれるニエマとの間に育っていく情熱の進展に、ちょっとじれったさを感じてしまいました。キスだけでもいいから早くしようよ〜ぅ、な〜んて思っちゃった。
そんな若干の不満を感じつつも、私がこの作品を気に入ってしまっているのは、クライマックスでのジョンからニエマへの告白がとても印象的だったから。心底信頼の置ける友人は二人だけという伝説的諜報員ジョン・マディーナの、なんと飾り気のない素直な愛の告白♪ 久しぶりにうっとりしました♪
そして素晴らしき脇役たち。まずはフランクリン・ヴィネイ。自宅へ招いたニエマに「(コーヒーに)クリームと砂糖をいただけませんか?」と言われ、奥さんを亡くし家事に不慣れなフランクリンは、クリームと砂糖のことに全く気がつかなかったことに、狼狽してしまいます。CIA工作本部長などという、いかめしい地位にありながら、たかがそれくらいのことで狼狽してしまう彼をなんだかかわいらしく思いました♪
次に、ルイ・ロンサール。多額の金を必要とする深い事情があって、そのために悪の武器商人になる道を選んだ彼。そこらへんが、完全なるただの悪人とは思えず、彼に惹かれる部分です。それに、ニエマの裏表のない率直な物言いに好意を持つルイですが、彼女がルイに対して友人以上の感情を持ち合わせていないと知ると、それ以上の関係を望みつつも無理強いせずに友人関係を紳士的で好印象な男性なのです。 そんな脇役たちの魅力も相まって、「青い瞳の狼」も私のお気に入り作品となりました♪ JUGEMテーマ:ミステリ
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