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くり返し読んでしまう、お気に入り場面♪ 3
『赤のバラ』
「バラに捧げる三つの誓い」所収
ジュリー・ガーウッド
(細田利江子訳)ヴィレッジブックス

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訳あってイジキエルに追われているジュヌヴィエーヴ。
アダムに出会い、離れ難く想いながらも、自分の抱えている問題に彼を巻き込むわけにはいかないと、イジキエルからの逃亡のために、単身アダムのもとを去ったジュヌヴィエーヴ。
でも、アダムを巻き込まないと物語(ロマンス)は進展しないので、必然的に彼は巻き込まれますw
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並行して進んでいる話が、クレイボーン兄弟によるダニエル・ライアン捜索。ダニエルは、クレイボーン兄弟の母ローズが三男コールにプレゼントしようとしていた金の羅針盤(コンパス)を盗んだらしいのです。
物語の終盤になるとわかってくるのですが、どうやらダニエルには思惑があって、わざとコンパスを持ち去ったようなのです。
恐らくその思惑については、コールがヒーローを務める『バラが導く月夜の祈り』で判明するものと思われます♪
ていうか、『バラが導く〜』の裏表紙にも書かれているし、どうもコールを保安官にしようと企んでいるみたいです。
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さて、私のお気に入り場面の紹介に戻ります。
アダムとダニエルの頼もしさが際立つシーンです♪
イジキエルに捕らわれたジュヌヴィエーヴは、頭に銃口を突きつけられていました。
アダムもダニエルも、銃を構えてジュヌヴィエーヴを救う機会をうかがっています。
アダムは生きた心地がしません。まだ「愛している」ことを告白してもいないのに、ジュヌヴィエーヴの命が危険にさらされている! 一方、ダニエルの心中は冷静沈着。自分の銃の腕に、微塵も疑いを抱いていないダニエルは、ジュヌヴィエーヴが捕らわれた状態のまま、イジキエル銃殺を断行しようとしていた。
ダニエルの考えを察したアダムは彼を止めるが、彼は「ねらいははずさない」と、一蹴する。
ダニエルを説得できないと悟ったアダムは、自らが動いておとりになり、イジキエルの銃口をジュヌヴィエーヴから自分に向けさせた。その隙を逃さず、ダニエルは引き金を引き、お見事! イジキエルを撃ち殺したのです。
無事、ジュヌヴィエーヴを救出し、イジキエルは絶命。万事解決となったその後……
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560〜562頁
「ライアンはもっと待つべきだった」アダムは頑なにいいはった。
ライアンはその言葉を聞きつけた。「わたしは後悔していないぞ、アダム」
「ばかな。早まったことをせずに、ぼくに――」
ライアンはさえぎった。「きみは感情的になっていた。わたしは違う」
「あんたは冷酷なんだ」
ライアンはアダムのほうに二、三歩近づいた。「そのとおり」
「きみはジュヌヴィエーヴを殺していたかもしれない。イジキエルが一インチでも身動きするか反動で動くかしていたら、ジュヌヴィエーヴは死んでいた」
「あのタイミングを待っていたんだ」
「そんなことはどうでもいい」
ジュヌヴィエーヴにはふたりのやりとりが理解できなかった。ついさっき協力して彼女を救ってくれたふたりが、いまや殺し合わんばかりにやり合っている。わけがわからなかった。「ふたりとも、落ち着いて――」
「彼女が死のうが生きようがかまわないわけだ。それで連邦保安官がよく務まるものだな。あんたの仕事は市民を撃ち殺すのでなく、守ることだろう」
アダムはライアンの胸をぐいと押した。ライアンは押し返した。「彼女のことは心配だったが、愛してはいない。だがきみは明らかに違う。この違いがわからないか? 両手を見ろ、まだ震えているはずだ」
「たしかに震えているとも。あんたの顔にこぶしをめりこませたくてな。まったく――」
アダムは目の隅で、さっき頭を殴りつけて気絶させたルイスが膝をついて起きあがるのを見た。手に銃を持っている。同時にライアンも金属の反射に気づいた。ふたりは振り向いて発砲した。
アダムの銃弾はルイスの手から銃をはじき飛ばした。ライアンの銃弾はルイスの胸に穴を開けた。ルイスはぐらりと体を揺らすと、ばったりと前に倒れた。
ジュヌヴィエーヴは喉元に手をやって呆然としていた。一瞬の出来事で悲鳴をあげる間もない。アダムもライアンも大して動揺していないようだった。ふたりはルイスの様子をしばらくうかがってもう動かないことをたしかめると、また向き合って、何事もなかったように激しい言い合いを再開した。
ジュヌヴィエーヴは一歩あとずさって、ノートン保安官にぶつかった。
「どうしてあそこまで無神経になれるのかしら? たったいま、人を殺したばかりなのに」彼女は頭のてっぺんからつま先まで小刻みに震えていた。
「見たところ、撃たなければどちらか一方がやられていた。だからくよくよするんじゃない」
「なぜあのふたりはもめているんです?」
「ああ、あのふたりはああやって憂さ晴らしをしているだけだ。わしはバーンズの店のポーチから一部始終を見ていたんだが、あんたのせいで、ふたりとも命の縮む思いを味わった。もしあの銃があんたの頭を撃ち抜いていたら、それこそえらいことになっていたはずだ」
ノートンはイジキエルの脚をつま先でそっと押した。「いまではそれほど危険な男には見えないだろう?」
ジュヌヴィエーヴはもう死体を見ようとは思わなかった。彼女が振り返ったとき、アダムはライアンに交渉を試みるべきだったというのが聞こえた。
「わたしは犯罪者と交渉などしない」ライアンはいい返した。「かっかするのは勝手だが、落ち着いたらわたしのしたことの正しさがわかるだろう。いったはずだ、ねらいははずさないと。そのとおりだったろう?」
「あんたはいつもそんなに自信過剰なのか?」
「いいや、実際うまいんだ」ライアンはこともなげにいった。「きみがおとりになってくれたおかげでやりやすくなった。だが、あんなことをするのはばかげている」
アダムはむっとしてまたライアンの胸を押したが、ライアンは動かなかった。

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ヒーロー・アダムを食ってしまいそうなほどの自信満々ぶりと存在感が超素敵なダニエル・ライアン。
『バラが導く〜』では、彼も活躍するのかしら? そして、もしかすると、ママ・ローズとダニエルのロマンスも同時に読ませてもらえるのかな? と、内心私は期待しています♪
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2016/03/24読了
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JUGEMテーマ:恋愛小説
バラに捧げる三つの誓い

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| まるまるかずみ | 雑記 | 02:50 | - | - | pookmark |
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